HoloLens 2

HoloLens 2 向けビルドは、Windows Holographic 用に最適化された空間マッピング、ハンドトラッキング UI、Azure Spatial Anchors フォールバックを提供します。Enterprise 契約でのみ入手可能です。

Enterprise アクセス

• support@web-ar.studio にテナントドメイン、デバイス台数、配布方法（サイドロード / Microsoft Store for Business）を記載して連絡してください。
• 承認後に以下が提供されます。
  • com.webarvps.vps.hololens2 パッケージ
  • MRTK3 と OpenXR が設定済みの Unity プロジェクト
  • デバイスプロビジョニングと証明書設定を自動化する PowerShell スクリプト

Enterprise 限定: HoloLens 用レンダラー、MRTK プロファイル、深度共有ブリッジは公開版 SDK には含まれません。

必要環境

• HoloLens 2（Windows Holographic 23H1 以降）
• Unity 2022.3 LTS（URP + OpenXR Plugin）
• Mixed Reality Feature Tool 1.7 以上（MRTK3 取り込み用）
• Visual Studio 2022（UWP ワークロード）

セットアップ手順

1. Enterprise レジストリを追加し、HoloLens 2 サポートパッケージをインストールします。
2. MRTK3_HoloLens.unity シーンを開き、WAS/MRTK/Profiles/HoloLens3 プロファイルを適用します。
3. Project Settings → XR Plug-in Management で UWP の OpenXR を有効化し、Microsoft HoloLens 機能グループをオンにします。
4. VPSLocalisationService で以下を設定します。
   • 屋内外を併用する場合は Send GPS を有効化
   • HUD 切り替え用に HandTrackingInput 参照を割り当て
5. UWP ビルドを作成し、Device Portal または Visual Studio からデプロイします。

テストチェックリスト

• 診断スレートでローカライズ信頼度・ドリフト・アンカーを確認する。
• ジェスチャー操作を検証（ピンチでリセット、手のひら表示でデバッグメニュー）。
• URP でメッシュオクルージョンが機能するか（深度バッファ共有）が有効かどうか確認する。
• 複数マップを事前読み込みする場合はマップ切り替えを実機でテストする。

サポート

Enterprise サポートでは、Insider Preview での動作確認、Azure AD を用いたデバイス管理、社内配布のガイダンスなどを提供します。